第40回
<大光寺「除夜釜」>




除夜の鐘の「除夜」は、大晦日のこと。
大晦日は一年の最後の日で、古い年を除き去り、新年を迎える日
という意味から「除日」といい、その夜なので「除夜」や「除夕」という。
除夜の鐘で撞かれる回数は
○ 人間の煩悩の数
眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに好・悪・平があって18類
この18類それぞれに浄・染の2類があって36類
この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり
人間の煩悩の数を表す。
○ 一年間を表す
月の数の12、二十四節の数の24
七十二候の数の72を足した数が108となり
1年間を表す。
○ 四苦八苦を表す
四苦八苦を取り払うということで
4×9+8×9=108をかけたとも言われている。

通常、大晦日の晩に撞かれるのは107回で
残りの1回はその年の煩悩にわずらわされないようにといった意味を込め
新年になってから撞かれる。



2011年12月31日 23:40


23:50


2012年1月1日 00:00


町内に除夜の鐘が鳴り響く


一服のお茶で一年を締めくくる。


古月禅師







< 下田島神社 >



2012年1月1日 1:20



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