< 大光寺資料館 X >
<大光寺開堂祝偈>
一巻 紙本墨書 34,3×289,0センチ 紙数6
乾峰士曇は伊東祐聡(田島大居士)が自分の弟子岳翁長甫を開山に迎え
大光禅寺を創建したことを賞揚して贈った偈頌で、祐聡の善行をたたえています。
<圜悟禅師法語>
二幅 各87,8×47,7センチ
圜悟克勤が泗州にいた法済禅師普照勝に対して
釈尊以来の禅の伝統について説いた法語を
乾峰士曇がその弟子である山城安養寺の住持岳翁長甫の求めに応じて
書き与えたものです。
乾峰士曇の筆致は芳潤で、格別の風格があります。
<授岳翁長甫伝衣偈>
乾峰士曇から師南山士雲の法衣を弟子岳翁長甫へ伝授。
<大光寺規式>
岳翁長甫筆 一巻 30,0×320,0センチ
大光寺の住職や後輩たちが守るべきことを示しています。
十七条に及び、住持招請の基準や寺家の修造、檀那の供養
そして自らの示寂への対応に、経も読まず遺骨は海に沈めよとも言っています。
<文殊講私記>
岳翁長甫筆 一巻 20,0×468,0センチ
文殊講を脩することにより生じる数々の御利益を説いています。
<「大光禅寺」額字>
<上 方>
寺院の住持のいるところ。
<「上方」の裏>
永禄10年(1567)に制作。
佐州長紀が檀那、筆者は需楞、作者は長監であることがわかります。
<「自國寶殿」額>
額法量 177,3×75,5センチ
<刺繍双聯掛幅>
岳翁長甫 文殊詩偈 二幅 全長252,2センチ 巾20,2センチ
自国宝殿の双聯を刺繍して掛幅にしたものです。
施主は酒匂氏女智明尼と伝えています。
<大光寺資料館 Y>
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