＜荒幡囃子連の歴史Ⅰ＞

荒幡囃子連を立ちあげた「井上誠一氏」

「現在の荒幡囃子連と錦東会はやし連の交流はございませんが
平成元年前後には若干の交流がありました。
錦東会はやし連の初代メンバーに”セイちゃん”（井上誠一氏）という人がいまして
このセイちゃんが昭和３０年代に立川から荒幡に引っ越しました。
荒幡には戦後途絶えていましたが
戦前までは明治時代から続く居囃子があったそうです。
そして明治時代から使われていた太鼓が残っていたそうで
昭和５０年頃にこの太鼓を使って荒幡の人たちとセイちゃんとで
お囃子を復活させました。
この時復活させたのは所沢の重松流ではなく
錦東会はやし連の継承している”重松くずし”でした。
復活はさせたもののセイちゃんは太鼓・当たり鉦・踊りはできましたが
笛が吹けませんでしたので錦東会はやし連の後輩に声を掛けて
荒幡のお祭りのときに来てもらうことにしました。
錦東会はやし連から二人が毎年お手伝いに行っていました。
また、何回か８月の立川諏訪祭りのときに
セイちゃんが荒幡囃子連さんの数名を連れて遊びに来てくれました。
その後、荒幡囃子連さんは所沢の重松流を習い
メンバーも世代交代して現在に至るようです」

（２００９年４月２７日「ひょっとこ君のお囃子日記」より）